株式会社DoCLASSE HR 横山 大輔さん
「品格を重ねる」という意味をブランド名に込め、2007年秋にガレージの片隅からの創業となったDoCLASSE(ドゥクラッセ)。「40代50代と年齢を重ねて、さらに輝く大人の女性・男性のためのファッションカタログ通販」としてスタートし、実店舗の展開も徐々に拡大。現在は全国に60店舗を展開する成長ブランドとして知られています。
そうして人員も増えた株式会社DoCLASSEには、給与計算における課題があり、JOEの給与計算システム、アウトソーシングサービスなどを導入いただきました。
横山さん:婦人服のアパレルということもあり、働いているスタッフは主婦層が多いです。そのため、時間給のパートから月給の契約社員になったり、またパートに戻ったりと雇用形態の変化が多く発生します。それに加えて、出産や子育てでいったん離れて、また復帰して……という出入りも多く、とても1人では管理できない状態になっていました。
当時は市販の給与ソフトで内製していました。会社が急成長している中で人員も増加、雇用形態も多様化し、業務も煩雑になっていましたが、詳細は担当者しか分からないので、業務がパンク寸前に陥っても他者が手を出せず、給与計算も振込期限ギリギリになっていました。
そしてもう一つ、会社の急成長にともない人員が増えていくのに、当時はまだ人事データベースも構築してなかったので、それも課題となっていました。
横山さん:もともと給与振り込みを三井住友銀行で行なっており、その流れでSMBCグループのJOEを紹介されました。三井住友銀行とJOEはグループ間で連携しており、JOEのシステムで給与振込データを確定させれば、そこから振込手続きまではほぼ自動化される。銀行のネットバンクに関する手間も省けて安定度が増すことが決め手になりました。
横山さん:最初はぶっつけ本番だったので、導入当初3ヶ月ぐらいは、当社がうまく情報を出せず、支給漏れなどのミスが生じたこともありました。ですが、当社がシステムに合わせるのではなく、当社独自の複雑な計算式や業務フローをJOEが整理してくださったので助かりました。また、JOEには勤怠システムベンダーとの打合せにも入っていただき、実態に合わせた勤怠システムにカスタマイズすることで、そこから出力した勤怠データをJOE給与計算システム側で取り込んで自動計算できる体制になり、半年ぐらいで落ち着いた感じです。
もともと社労士事務所が「入社しました」「雇用形態が変わりました」「給与の金額が変わりました」という、社会保険の手続きにも影響する煩雑化した業務を取りまとめていました。その情報を当社が確認し、JOEに送って給与計算をしていただくように、3社共同でフォーマットを作り上げました。当社と社労士事務所への問い合わせもJOEがうまく対応してくださっているので助かっています。
他社システムを検討したこともあったのですが、できることは確かにすごいけれど導入がとても難しい。導入にあたっては、1人分の個人情報を40ファイル程度のExcelシートに入力しなければならず、これはもう無理だと断念しました。
横山さん:なかなかコレといった、当社が目指す形のシステムに巡りあえずにいたところ、JOEから給与計算システムと連携できるシステムのご提案をいただきました。ワークフローで収集したデータがそのままデータベースになる要件は満たしつつ、こちらがシステムに合わせるのではなく、システムそのものを自由に設計できる、ほぼ当社でフルカスタマイズできるフレキシブルさが気に入りました。不要なものは削除して、必要なものを追加できる自由さがあったので、コレだ!と。現在導入している最中です。
横山さん:当社は極力属人化を避けたい、少数で成長していきたいという考え方をしているので、社員から紙で受け取り人事が転記をする、というやり方はしないと決めていました。ヒューマンエラーも極力避けたかったので、ワークフロー収集したデータがそのままデータベース化されるシステムをずっと探していました。
横山さん:以前は深夜まで残業をしても業務が追い付かず、仕事と家事育児の両立にも苦心していた状態だったのですが、今では残業もほとんどなく、無理なく働ける状態になりました。目の前の業務に追われていた頃よりも、話しかけやすくなりましたね。余裕ができたおかげで、HRとしても幅が広がり、例えば「こういう福利厚生があったらいいのでは」といった提案ももらえるようになりました。やっと本来のHR担当としての姿を取り戻すことができた、そんな風に見えます。
横山さん:さまざまな給与計算サービスがある中で、JOEのサービスは安定感があるので、安心してお任せできます。人事システムとJOEの給与計算システムが連携することにより工数もさらに削減でき、おかげで他のことに時間を使えるようになります。当社として進むべき方向に動き始めたようにも思え、JOEのサービスを導入してよかったなと実感しています。