社会福祉法人ならではの課題をBPOサービスで解決
社会福祉法人三祉会

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社会福祉法人三祉会 深大寺保育園 園長 田中賢介さん

戦後まもない昭和20年代から保育園の開設を始め、現在は7つの保育園と2つの訪問看護ステーションを運営する社会福祉法人三祉会。三祉会では社会福祉法人ならではの都合もあって給与計算業務が大きな負担となっていたため、現在はJOEの人事給与業務アウトソーシング(BPO)、給与計算システム、年末調整サービスなどを利用しています。その導入の背景や、導入によって変化した点などを教えていただきました。

この事例のポイント

課題
  • 保育園の園長が給与計算業務を一手に引き受けていた
  • 給与計算に関する専門知識がなく、頼れる人もいなかった
  • 給与を一部前払いする都合上、支給額の修正が発生しやすい
解決策
  • JOEの人事給与業務アウトソーシング(BPO)、年末調整サービス、給与計算システムなどを導入
  • 税法の変更などの情報はJOEから入手
効果
  • 給与計算業務に関する負担が軽減された
  • 給与計算などに関する相談先ができた
  • 園長固有の業務に集中できるようになり、従業員の安心感も向上

保育園の業務と並行し、給与計算業務をこなす多忙な日々

JOEのサービスを導入された当時、どのような課題を抱えていたのでしょうか。

田中さん:三祉会が運営する各保育園や訪問看護ステーションで働く従業員の給与計算は、以前から私が一手に引き受けています。JOEのサービス導入を検討したのは2012年頃、運営する保育園が4つあり、従業員数が150名ほどだったときです。当時から私は、保育園で園長をしながら、三祉会の本部にたびたび足を運んで給与計算を行っていました。

「三祉会の本部組織で給与計算業務を行えばよいのではないか」という疑問もあるかと思います。しかし三祉会のような社会福祉法人は、保育園の運営など本業のために政府や自治体から補助金をいただいているため、それ以外の業務に資金を投入しにくいのが実情です。よって、さまざまな事務作業は施設の責任者が担いがちであり、給与計算業務は私が担当するしかない状況です。

しかし園長の業務に加えて、給与計算業務も対応するのはなかなかに無理がありました。特に3月から4月は園長業務が煩雑な中で、人員の入れ替わりも多く、相当な負担があります。また賞与の時期は、通常の給与計算に加えて賞与計算も行うため、業務がさらに増えていました。

JOEのサービスはどのような経緯で知ったのでしょうか。

田中さん:少しでも給与振込の業務を軽減するため、2011年頃からWeb振込を実施する目的で三井住友銀行を利用するようになりました。その担当者にたまたま「給与計算が大変で……」という話をしたら、JOEを紹介してくれたのです。

私は給与計算業務をアウトソーシングできるサービスがあることを知らなかったので、ぜひ使ってみたいと思い、そのまま契約させてもらいました。

一人で行っていた給与計算業務の「相談先」ができた

JOEのシステムを導入したことで、どのようなメリットがありましたか?

田中さん:JOEとお付き合いするようになり、労力面と知識面の両方で助かっています。まず労力面では、私が本部に出張して給与計算業務を行う日数が格段に減りました。そのぶん保育園での園長業務にも集中でき、現場にいる従業員にも安心感を与えられていると思います。

次に知識面では、給与計算業務に関して相談する相手ができたこと自体が大きなメリットです。導入前は私が自分で調べながら業務を行っていましたが、社会保険料や所得税率の変更など、めまぐるしく変わる制度にきちんと対応できているのか、大きな不安がありました。現在は、何か制度が変更になる前にJOEが情報を提供してくれます。これにより、正しい給与を従業員に責任を持って届けられるようになりました。

また、社会福祉法人では、給与を前払いする制度になっていることが多いと思います。私たち三祉会も当月分の給与を当月25日に支払うような制度になっていて、月末数日分は前払いしている状態です。そのため、従業員が月末に欠席や遅刻をした場合は、翌月分の給与で精算しないといけません。

このとき、単に払い過ぎた分を差し引けばよいのではなく、社会保険料や所得税なども再計算して修正する必要があります。こうした複雑な計算もJOEにすばやく対応してもらえるのは、非常に大きなメリットです。

Web明細や年末調整Web申告システムも導入し、電子化を進めていきたい

これから他のサービスも導入いただける予定となっています。その導入目的も教えてください。

田中さん:Web明細と年末調整Web申告システムを導入予定です。Web明細に関しては、従業員に「そろそろWeb明細にしませんか?」とたびたび言われていたので、以前から理事長にはたらきかけていました。

従来は「紙で明細をもらうことで達成感が得られる」という価値観もあったと思いますが、今はもう古いのかもしれません。また近年叫ばれているSDGsの観点から、少しでも電子化していくべきだと思います。よって、従業員の利便性や環境保護の観点を踏まえ、導入決定に至りました。

年末調整Web申告システムも同様の考えで、本年度から導入します。また、これまで全従業員の年末調整の用紙を私が手作業で確認していたのですが、かなり前から限界を感じていました。電子化することで、従業員に対する負担も軽減できればと思います。

最後に、サービス導入当時を振り返って思うことや、今後JOEに期待することを教えていただけますか。

田中さん:導入当初の三祉会は、4施設を運営、従業員は約150名という規模感でしたが、現在は9施設を運営し、約300名の従業員を抱えるまでに拡大しました。当時は事業の拡大に伴う業務負担が増えることも不安に思っていたので、あのときJOEのサービスを導入して本当によかったと思います。

今後も引き続きJOEのサービスを利用させていただきます。これからも時代の変化はさらに早く、激しくなっていくと思うので、ぜひJOEに先導していただけたら嬉しいです。

社会福祉法人三祉会

所在地
東京都板橋区富士見町13-6
事業内容
保育所運営(社会福祉事業)、訪問看護事業(公益事業)など
従業員数
300人
URL
https://www.sanshikai.net/

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